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看護部長からの挨拶

 

 桜ヶ丘病院は、医療法人社団浅ノ川(浅ノ川総合病院、心臓血管センター金沢循環器病院、金沢脳神経外科病院、千木病院、田中町温泉ケアセンター)に属する精神科専門病院です。

 昭和35年に柳橋町に創設された桜ヶ丘神経サナトリウムが前身で、昭和58年に現在の観法寺町へ移転しました。増床、減床しながら、現在は許可病床数457床中372床が稼働しています。

 

 精神科医療は、入院治療中心から地域ケア中心へと大きく変化しています。

 当病院としても、多職種で協力しながら患者さんの退院支援に取り組んでおり、退院された患者さんには、必要時、訪問看護に繋げ、社会生活に適応できるよう継続的にサポートを行っています。

 

看護部理念

安心して治療に専念していただけるよう、患者さん中心の看護を行います。

 

基本方針

患者さんに満足していただける、心のこもった看護を行います。

専門性を高め、やりがいある看護を実践します。

事故のない安全な看護を行います。

 

 看護部では、『患者、患者家族が安全に安心して医療を受けられるよう、看護・介護の質を向上する』という目標を掲げ、自分たちの職責を全うすべく努力しています。

 

 2024年度4月より精神保健福祉法の一部改正に伴い、医療機関における虐待防止措置が義務付けられ、私たちは小さな出来事も共有し、見直しを続けていく取り組みを行い、倫理的感性を高めていく義務があります。

 そして各自が医療従事者としての役割を意識し、倫理観を持って看護、介護に携わり、また患者さんの安全を一番に留意し、日々のアセスメント能力を養い、最善の看護介護実践ができるよう尽力すべき役割があります。

 また、患者さん、ご家族が納得して医療を受けられるよう、きめ細かな説明を行う配慮をし、どんなことでもご意見やご質問のしやすい雰囲気を作ることが、患者さんやご家族の安心に繋げられると考えるので、医療従事者だけの視点ではなく、患者さんやご家族の立場に立って考えられるよう意識することに注力しています。

 職員間においても、あらゆる人と関わるとき、否定感情を入れず相手を尊重する関わり方をすること、他責でなく自責で考え、有意義な意見交換をするために、一人一人が心理的安全性の高い職場環境を意識することを目標としています。

 患者さんや患者さんのご家族の気持ちに寄り添える看護、介護の提供が、看護部として最も大切にしたいことです。

 精神科病院は、まだまだ敷居が高く、足が向きにくいところというイメージですが、「こころが疲れた時にいつでも気軽に相談できるところ」と思っていただければ幸いです。

 

                                              文責 三中陽子